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亜門虹彦のビバ!青春!

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亜門虹彦の日々のいろいろ

角川映画を観る~『悪魔の手毬唄』

カルメン・マキ! 亜門虹彦です。

えー、お仕事などもろもろの連絡メールは、turbine2000@gmail.comにお願いします。こちらから折り返し、本メールにて返信させていただきます。

最近DVDで見た映画
・『ランナウェイズ』…チチチチチチチチ、チェリーボム! 懐かしの『GORO』、まさに私の世代のための映画です。当時は私も相当なチェリーボムでしたよ。とても楽しく鑑賞したのですが、途中、篠山紀信さんに相当するカメラマンが撮影をする場面があるんですが(篠山さんがHな写真を撮ったことが亀裂のきっかけとなり、ランナウェイズは解散してしまうのです)、篠山さんのヘアスタイルを再現していないこと、篠山さんの機材を再現していないこと(当時の篠山さんは、おそらくミノルタのX-1motorに、レンズは100mm2.5とかだったはず)は、大きなマイナスであります。
・『小悪魔はなぜモテる?!』…『ゾンビランド』でも魅力的でありました、エマ・ストーン主演の学園ストーリー。邦題がヒドいですね。お話としてはエマ・ストーン演じる主人公が、学校のミジメな男子のために、「私とやったことにしていいよ」と言って、ウワサが一人歩きし「おさせ」として大評判になってしまう…というものですが、色々と救いもあり成長もあり、爽快な物語に仕上がっております。おすすめ。ただ私は、エマ・ストーンさんの声がちょっと苦手なんですね。なので吹き替え版で見たのですが、吹き替えを担当する声優さんも本来のエマ・ストーンさんと同じ系統の声であり、そこはちょっとガッカリ。
・『猿の惑星:創世記』…うーむ、素晴らしい。お話そのものは、それなりに完成度が高いものの、すごく特筆すべきところがあるというわけではないと思うんです。でも主人公のシーザーが、まさに知性ある魅力的な存在として描かれているんですね。そのため最後の革命シーンで、アガるアガる…ということに。

f0237494_2132265.jpgそれはともかく、角川映画を見る会、第2弾は『悪魔の手毬歌』であります。当然監督は、市川崑。

お話はと言いますと…。
岡山と兵庫の県境、四方を山に囲まれた鬼首村(オニコベムラ)。青池歌名雄は、葡萄酒工場に勤める青年。歌名雄には、由良泰子という恋人がおり、仁礼文子もまた、歌名雄が好きであった。この由良家と仁礼家は、昔から村を二分する二大勢力であった。しかし、二十年前に、恩田という詐欺師にだまされ、それ以来由良家の、勢いはとまってしまい、逆に仁礼家が前にもまして強くなった。その時、亀の湯の源治郎、つまり歌名雄の父親が判別のつかない死体でみつかった。この事件を今も自分の執念で追いかけているのが磯川警部。磯川は、ナゾをとくために、金田一耕助に調査を依頼する。金田一は、最初に恩田と特にかかわりがあった多々良放庵に会う。その頃、村では大騒ぎ。というのも、別所千恵が、今では人気歌手・大空ゆかりとなり、今日はその千恵の里帰りの日であった。その晩、千恵の歓迎会の時に、第一の殺人事件が起きた…。

予告編はこちら

横溝正史は、モダニズムの作家でもあり、歌手になった千恵といった設定は、そうしたモダニズム的な側面が反映したものと言えますね。

次々と起きる連続殺人に、鬼首村はお通夜お葬式、またお通夜お葬式。そのお通夜の最中にさらに事件が起きるという面白さ。お通夜の場面も、いい雰囲気が出ていると思いましたよ。

また今回は、若山富三郎演じる磯川警部の「無償の愛」の物語でもあり、そこがひとつの泣かせどころになっています。f0237494_2135972.jpg

さらに、市川崑監督のヘンな顔好きも相変わらずで、被害者の娘たちはもとより、常田富士男さん、
中村伸郎さん、大滝秀治さん、三木のり平さんなどが、顔圧の高いメンバーです。そして白石加代子さんが、ひとりだけ文体の違う演技で、そこに加わっているわけで…。
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岸恵子さんの妖精的なたたずまいと、磯川警部のロマンスがうまく配合されて、なかなかの名作と言えると思います。人によっては、金田一シリーズの最高傑作という評価もうなずける話。ただ私としてはよりソリッドな印象のある『犬神家の一族』の方が好きなんですが。

次回は第3弾、『獄門島』であります。
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by nijihikoamon | 2012-03-12 02:15 | 角川映画を観る