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亜門虹彦の日々のいろいろ

角川映画を見る~『野性の証明』

切手趣味週間! 亜門虹彦です。

えー、お仕事などもろもろの連絡メールは、turbine2000@gmail.comにお願いします。こちらから折り返し、本メールにて返信させていただきます。

最近読んだ本
・石持浅海『人柱はミイラと出会う』…人柱やお歯黒、厄年、参勤交代などが、今の日本に残っていて、その世界で事件が起きるという連作短編集。連作短編集としての「結構」はキチンとしていますが、それゆえにちょっと窮屈な感じがしないでもなく…。そこそこ面白いんですが、そこが残念でございました。

f0237494_9282593.jpgそれはともかく、角川映画を見る会、今回は『野性の証明』です。1978年公開。原作は森村誠一、監督は佐藤純彌。『人間の証明』に続く、『証明シリーズ』第2弾ということになるのでしょうか? 私が高校生の頃の公開作なんですが、実は私、今までこの作品を見ておりませんでした。原作も未読です。なので、かなり期待して見始めましたよ。

お話はといいますと、次のような感じです。

東北の寒村で大量虐殺事件が発生。唯一生き残った少女・頼子はショックから記憶喪失となっていたが、当時山中でサバイバル訓練を行っていた自衛隊員・味沢に引き取られる事になる。退役した味沢と頼子は地方都市で平穏な生活を行っていたが、予知能力とも言える頼子の持つ不思議な力が二人を巨大な陰謀へと巻き込んでいく…。

予告編が見つかりませんでした。エンディングは、こちらです。

主人公の味沢を高倉健さんが、そして頼子をこの作品がデビューとなる薬師丸ひろ子さんが演じています。お話の本筋としては、地方都市を完全に牛耳っていて、そのためには殺人も辞さない巨悪がいる。また自衛隊にも、是が非でも隠したい過去の事件がある。そのキーパーソンになるのが味沢で、最終的に自衛隊との戦いになる…といったものなのですが。

けっこうその辺の設定が、森村誠一さんならではの正義感のありようでしたね。また薬師丸ひろ子さん演じる頼子がちょこっと未来が見える能力を持っていて、その辺のファナティックな設定に関しても、どうなんかなぁと思ってしまいました。

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キャストは、相変わらず豪華であります。丹波哲郎さん、三國連太郎さん、ハナ肇さん、松方弘樹さん、金子信雄さん、成田三樹夫さん、大滝秀治さん、田中邦衛さんなどが、物語に華を添えています。

ただその中で一番気になったのは、舘ひろしさんであります。舘ひろしさんは地元有力者のバカ息子の役を演じているのですが、『人間の証明』では岩城滉一さんがバカ息子役を演じていて、二人ともほぼ同じような設定で、同じような人物なんですね。森村誠一さんのバカ息子に対する一種のルサンチマンを感じると同時に、「バカ息子=クールス」という見解が角川映画にあるのか、そしてクールス的にそれでいいのか…といったことを、考えずにはいられませんでした。

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この『野性の証明』、映画としてはうーん、どうでしょう。ちょっと色々と盛り込もうとしすぎて、グダグダな印象になってしまっています。自衛隊との戦闘場面はお金がかかっているんですが。健さんもがんばってはいるものの、ちょっと違う気がするんです。薬師丸ひろ子さんは、時おり魅力を見せて、まずまずいい感じですが。

そんなこんなで、ちょっと残念な映画でありました。でも主題歌はよいですよ。
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次回は第8弾。『悪魔が来りて笛を吹く』であります。1979年公開。西田敏行版金田一。
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by nijihikoamon | 2012-04-25 09:31 | 角川映画を観る